[本の紹介]


ヨーガの奥義 (講談社の実用BOOK)

ヨーガの奥義 (講談社の実用BOOK)


↑こちらの本からの引用です。(c) Akira Watamoto 2004

P73より

悲観体質を変えて「柔」の心に


悲観体質とはどのようなものでしょう。

体の筋肉は、特定の感情に対応して緊張します。たとえば、多くの人は、不安感があると、胃のあたりの筋肉がキュッと緊張しますし、肚が煮えくりかえると、おなかや腰のあたりがかたくなります。身構えると、喉や目の周辺の筋肉が緊張します。こういった反応を何十年と積み重ねているうちに、胃なら胃の、腰なら腰の筋肉が萎縮したり硬化してしまいます。体がこのような状態では、コップに水が半分入っているのを見ても、うれしい、とはとても思えないのです。

ためしに、眉間と喉、肩に力を入れて猫背にして息を殺してみてください。なんだかだんだん不安になって、ネガティブになってくるはずです。体の状態が鏡のように心に映し出されてしまうからです。長年の積み重ねによって、眉間と喉、方に力が入った猫背状態がクセになっている人は、その姿勢が心に映し出されて、物事をネガティブにしかとらえられない。これが悲観体質です。

まず、悲観体質を治すこと。そのためには、かたまった筋肉をときほぐして、こりかたまった筋肉という「逆ギプス」を氷解させなければなりません。おすすめは、背中を伸ばすポーズです。全身のすみずみの筋肉がのびているのをじっくり味わいながら行いましょう。心地よく四肢の筋肉が伸びていき、心まで大らかに、しなやかになっていくのを感じてください。

長年かけて作り上げたギプスですから、すっかりとけるまでにはそれないの時間がかかるでしょう。けれど、心を押さえつけていたギプスが取れたとき、心は本来のしなやかさをとりもどし、溌剌(はつらつ)と自由に動き回るようになる。これが、柔の心を実現する第一歩。相手と調和し、一体化すると、相手の気持ちもかなり理解できるようになり、すると、コップに水を半分入れてきてくれた相手を見て、うれしい、と喜べる素直で自然体の自分がいるはずです。』



そういえば、うつうつがひどかったころ、肩こりもひどかったし、眉間にしわを寄せていることが多かった気がします。だんなさんがコップに水を半分入れてもってきたなら、「どうせ持ってくるなら、ちゃんといっぱい入れてきてよ!!(-_-#)」ぐらいなことを言ってしまっていたような気もする、、、 だんなさんが私にしてくれたことよりも、してくれないことにばかり目を向けて、「どうして、気づいてくれないの?!」「中途半端なことするなら、ほっといて〜〜!!」ぐらいな、ひどいやつだったと思う、、、(しょぼん)

今から考えれば、悪循環になってたんだなぁ〜と思う。体が動かない。→やらなくちゃいけないことが、片付けられない。→つらい。→眉間にしわがよる。→無理して体動かしてみる。→余計につらくなる。→肩がこる。→もっと体が動かなくなる。。。 みたいな、、、

うつうつが本当にひどいときは、じっとしていることしかできないけど、お薬を飲むように、少しだけ伸びをしたり、ストレッチしたり、体の筋肉のこりやリンパの流れをよくするような簡単な体操をするだけでも、うつ病の回復には効果があるんじゃないかなぁと私は思います。。。 無理ならしないほうがよいのだけれど、もし、少しでもできそうだったら、軽いストレッチをすることが体だけでなく、心もほぐすことになるんじゃないかな〜と思いました。


この本を紹介するなら、本当は『呼吸法』から紹介すべきだったのかもしれませんが、また次の機会に、、、

http://main.health.msn.co.jp/back/20050518/diet/column/ ← こちらに4回シリーズで綿本彰さんのパワーヨガの紹介があります。(ここでは、「シェイプアップ」のためのパワーヨガとして紹介されていますが、、、)呼吸法の説明もありますが、「まずは楽に吸って、楽にはくこと」が一番大切です。無理に呼吸をコントロールしようとすると、苦しくなってしまいますので、まずは新鮮な空気が体中にいきわたることをイメージしながら楽に吸って、体の中の疲れや悪いものが出て行くことをイメージしながら、息を吐ききる、、と言う感じだと思います。


言葉だけだと、難しいですよね。もし興味のある方は、ぜひ↓のDVDを見ながら、実際に綿本先生の説明を聞きながら、まずはリラックスして呼吸するだけでも、体が楽になってくると思いますよ。

DVDで覚えるシンプルヨーガLesson

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